工巧明(読み)くぎょうみょう

精選版 日本国語大辞典 「工巧明」の意味・読み・例文・類語

くぎょう‐みょうクゲウミャウ【工巧明】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] śilpakarma-sthāna-vidyā の意訳。「明」は学問の意 ) 仏語五明一つ諸種工芸技術暦数などに関する学問。
    1. [初出の実例]「みな菩薩工巧明の中より等流して世を利益す」(出典:十善法語(1775)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「工巧明」の意味・わかりやすい解説

工巧明
くぎょうみょう
śilpakarma-vidyā

仏教用語。明 (みょう) とは学問の意味。明には一般に5種あるため,五明といい,その一つ。技術,工芸,書画舞踊また歌をうたうことなどをいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android