工部省釜石鉄道(読み)こうぶしようかまいしてつどう

日本歴史地名大系 「工部省釜石鉄道」の解説

工部省釜石鉄道
こうぶしようかまいしてつどう

明治七年(一八七四)五月、工部省鉱山寮釜石支庁が設置され、釜石鉱山の開発、釜石製鉄所の建設に伴い、鉱石および燃料木炭の輸送のために敷設された鉄道。同八年鉄道寮のイギリス人技師G・パーセルを工事担当者として起工。当時の英字新聞「ジャパン・ウィクリー・メール」同年八月二八日版は、樵夫の斧は建築用材の伐出しに忙しく、鉄道用の土堤は今はまだ人間の手の大きさにも及ばないが、やがて鉱石を運ぶ貨車が轟き、鉱石の壁を平地に築くであろうと記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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