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釜石市 かまいし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

釜石〔市〕
かまいし

岩手県南東部,太平洋に面し,三陸海岸南部にある市。市域の西部は北上高地の丘陵地帯,東部は太平洋で,釜石湾を中心に北に大槌湾,両石湾,南に唐丹湾がある。釜石湾の湾奥に釜石港があり,その北部に市街地が形成されている。1937年市制。1955年甲子村,鵜住居村,栗橋村,唐丹村の 4村と合体,現市域となる。町名はアイヌ語に由来するといわれる。安政4(1857)年盛岡藩士,大島高任が西部の大橋に洋式高炉を建設,日本で最初の近代製鉄法による鉱石精錬に成功し,近代製鉄発祥の地となった。それを引き継ぐ新日本製鐵釜石製鉄所(→新日鐵住金)を有し,三陸漁場の中心基地であることから,釜石経済は「鉄」と「魚」に依存を続けた。1980年代以降鉄鋼業の不況から合理化が進み,1996年にはその象徴である第1高炉が解体された。1896年の明治三陸地震津波,1933年の昭和三陸地震津波,第2次世界大戦時の艦砲射撃,また 2011年には東北地方太平洋沖地震に伴う津波により大きな被害を受けた。橋野町に残る国の史跡,橋野高炉跡と鉄鉱石の採掘所跡,運搬路跡を含む橋野鉄鉱山が「明治日本の産業革命遺産:製鉄・製鋼,造船,石炭産業」として,2015年世界遺産の文化遺産に登録された。北部の御箱崎の南約 1kmにある,三貫島オオミズナギドリおよびヒメクロウミツバメ繁殖地は,国の天然記念物。海岸は三陸復興国立公園に属する。釜石駅は JR釜石線,山田線の起点で,三陸鉄道南リアス線と結ぶ。三陸海岸沿いに,半島の基部を結んで国道45号線が,市域の中央を国道283号線が横断。面積 440.34km2(境界未定)。人口 3万6802(2015)。

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デジタル大辞泉の解説

かまいし‐し【釜石市】

釜石

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