県の太平洋岸やや南寄りに位置し、東は
「貞山公治家記録」慶長六年(一六〇一)七月七日条に「閉伊郡釜石邑」とみえる。
市内に五十数ヵ所の考古遺跡があるが、これらを時代別にみると、縄文期四九・弥生期一、土師器・須恵器の出土地四などとなっており、ほとんどが縄文期で、それもおもに中・後・晩の三期によって占められる。分布地は海岸に多く、北方大槌湾に臨んで
釜石地方の古代・中世に関する記録は皆無にひとしく、わずかに後世の書物、諸家の系譜、寺社の縁起などによって幾分か推測されるにすぎない。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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