釜石鉱山(読み)かまいしこうざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「釜石鉱山」の解説

釜石鉱山
かまいしこうざん

岩手県釜石市の西部,東列,西列に分れる石灰石中の大小 14の鉱床磁鉄鉱を主として,黄鉄鉱黄銅鉱硫化鉄鉱を含む。享保年間 (1716~36) に発見され,安政4 (1857) 年洋式高炉で製鉄事業を開始,のち鈴子に官営工場が完備,ここへ送鉱,処理されるようになった。これが新日本製鐵釜石製鉄所前身である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

旺文社日本史事典 三訂版「釜石鉱山」の解説

釜石鉱山
かまいしこうざん

岩手県釜石市にある鉄鉱山
享保年間(1716〜36)に発見され,1829(文政12)年以来採掘幕末,日本最初の洋式高炉による精錬を始めた。'74年明治政府の官有となり,官営釜石製鉄所が設立された。のち田中長兵衛に払い下げられ,ついで三井の経営となった。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

精選版 日本国語大辞典「釜石鉱山」の解説

かまいし‐こうざん ‥クヮウザン【釜石鉱山】

岩手県釜石市にある鉱山。享保年間(一七一六‐三六)発見、文政一二年(一八二九)採掘を開始。鉄鉱石、銅鉱石を産する。昭和五四年(一九七九)休山。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「釜石鉱山」の解説

かまいし‐こうざん〔‐クワウザン〕【釜石鉱山】

釜石市にあった鉄鉱山。享保12年(1727)に発見され、明治半ばには銑鉄の生産量が全国の過半を占めていた。平成5年(1993)閉山

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の釜石鉱山の言及

【釜石[市]】より

…人口4万9447(1995)。18世紀初め釜石鉱山が発見され,1857年(安政4)南部藩士大島高任(たかとう)が洋式高炉を大橋に建設,日本で最初の近代製鉄法による鉱石精錬に成功し近代製鉄発祥の地となった。1874年官営釜石製鉄所が鈴子(新日鉄釜石製鉄所のある場所)に設けられて以来,製鉄の都市として急速に発展した。…

【接触交代鉱床】より

…岐阜県神岡鉱山の亜鉛・鉛鉱床には,単一の鉱床で約100万tの亜鉛,9万tの鉛,600tの銀を含むものがあり,日本の例では最大級に属する。鉄・銅鉱床の例としては,岩手県釜石鉱山,福島県八茎鉱山などが著名で,釜石鉱山地域では交代作用により生じたスカルンの総量は数億tに達するといわれる。世界的にはタングステンの資源として重要で,カナダ,アメリカ,オーストラリア,中国などに好例がある。…

※「釜石鉱山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

座り込み

その場に座り込んで動かないこと。特に労働争議などで、自分たちの意思・要求を相手に認めさせるために一定の場所に座り込むこと。「座り込み戦術」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android