出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
岩手県釜石市およびその周辺の鉄鉱山。享保年間(1716~36)の発見。釜石鉱山の鉄鉱石を利用して,1857年(安政4)大島高任(たかとう)が木炭高炉による製銑作業を開始。74年(明治7)官営となるが,83年業績悪化のため官営を廃止し,87年田中長兵衛に払い下げられた。鉱石の品質もよく,釜石銑は軍需素材として重要な資源とされた。その後,三井鉱山・日本製鉄などと経営主体は交代したが,釜石製鉄所に鉄鉱石を供給し続けた。現在は休山中。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
…人口4万9447(1995)。18世紀初め釜石鉱山が発見され,1857年(安政4)南部藩士大島高任(たかとう)が洋式高炉を大橋に建設,日本で最初の近代製鉄法による鉱石精錬に成功し近代製鉄発祥の地となった。1874年官営釜石製鉄所が鈴子(新日鉄釜石製鉄所のある場所)に設けられて以来,製鉄の都市として急速に発展した。…
…岐阜県神岡鉱山の亜鉛・鉛鉱床には,単一の鉱床で約100万tの亜鉛,9万tの鉛,600tの銀を含むものがあり,日本の例では最大級に属する。鉄・銅鉱床の例としては,岩手県釜石鉱山,福島県八茎鉱山などが著名で,釜石鉱山地域では交代作用により生じたスカルンの総量は数億tに達するといわれる。世界的にはタングステンの資源として重要で,カナダ,アメリカ,オーストラリア,中国などに好例がある。…
※「釜石鉱山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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