左勝手(読み)ヒダリガッテ

デジタル大辞泉 「左勝手」の意味・読み・例文・類語

ひだり‐がって【左勝手】

逆勝手ぎゃくがって」に同じ。
左ひざを立て、右ひざをついた座り方
脇差わきざしさいて腰かがめ―に坐したりけり」〈浄・碁盤太平記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「左勝手」の意味・読み・例文・類語

ひだり‐がって【左勝手】

〘名〙
茶席点前畳左方客畳のあるものをいう。江戸初期頃までは点前畳の右方に客畳があるものをいった。逆勝手。左がまえ。⇔右勝手。〔草人木(1626)〕
② 左膝を立て、右膝をついたすわり方。
浄瑠璃・碁盤太平記(1710)「腰屈め左がってに坐したりけり」
左手方向
浮世草子諸道聴耳世間猿(1766)四「あの馬士めも酒くらふやら左(ヒダ)り勝手へ追をると」

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