左将軍(読み)さしょうぐん

精選版 日本国語大辞典 「左将軍」の意味・読み・例文・類語

さ‐しょうぐん ‥シャウグン【左将軍】

〘名〙
奈良時代、外国使来朝などに際して、騎兵をひきいて警護にあたった臨時の職。
続日本紀‐和銅三年(710)正月壬子「左将軍正五位上大伴宿禰旅人」
文華秀麗集(818)上「春日左将軍臨況、一首 勇文継」
中世軍陣で、左翼隊の大将
太平記(14C後)一〇「此勢を三手に分て、〈略〉其一方には大館二郎宗氏を左(サ)将軍として」

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