巧笑(読み)コウショウ

デジタル大辞泉 「巧笑」の意味・読み・例文・類語

こう‐しょう〔カウセウ〕【巧笑】

あいきょうのある笑い。また、あいそ笑い。作り笑顔
せんたる―にわが命を託するものは必ず人を殺す」〈漱石虞美人草

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精選版 日本国語大辞典 「巧笑」の意味・読み・例文・類語

こう‐しょうカウセウ【巧笑・巧咲】

  1. 〘 名詞 〙 愛らしく笑うこと。愛嬌ある笑い。また、他の関心をかうためにあいそ笑いをすること。
    1. [初出の実例]「散菲蓄慮競風流。巧咲便娟矜数籌」(出典文華秀麗集(818)下・観闘百草簡明執〈滋野貞主〉)
    2. [その他の文献]〔詩経‐衛風・竹竿〕

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普及版 字通 「巧笑」の読み・字形・画数・意味

【巧笑】こうしよう(かうせう)

愛らしく笑う。〔論語、八子夏問うて曰く、巧笑倩(せん)たり 美目(はん)たり 素、以て絢(けん)と爲すとは、何の謂(いひ)ぞやと。子曰く、繪事(くわいじ)は素を後にすと。

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