日本歴史地名大系 「巨勢山口神社」の解説 巨勢山口神社こせやまぐちじんじや 奈良県:御所市古瀬村巨勢山口神社[現在地名]御所市大字古瀬字高社巨勢山南東面中腹、標高約二〇〇メートルの所に鎮座。旧社は山頂にあったと伝える。旧村社。「延喜式」神名帳葛上(かつじよう)郡の「巨勢山口神社大、月次新嘗」に比定。祭神は当初大山祇(おおやまつみ)命であったと考えられるが、現在は伊邪那岐(いざなぎ)命・伊邪那美(いざなみ)命。天安三年(八五九)一月二七日、従五位下から正五位下に昇叙、同年(貞観元年)九月八日、風雨祈願のために奉幣されている(三代実録)。「延喜式」によれば、祈年祭に馬一匹を加えられ、祈雨神祭の幣帛にあずかった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by