市川一学 いちかわ-いちがく
1778-1859* 江戸時代後期の兵法家,儒者。
安永7年生まれ。市川鶴鳴の子。江戸の昌平黌(しょうへいこう)にまなび,上野(こうずけ)(群馬県)高崎藩の藩儒となる。長沼流兵学に通じたが,嘉永(かえい)3年(1850)幕命による蝦夷(えぞ)地(北海道)松前城の設計には西洋流を導入。晩年,江戸下谷に兵学塾をひらいた。安政5年12月23日死去。81歳。名は綎(廷)。字(あざな)は孟瑶。号は達斎,梅顛(ばいてん)。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
Sponserd by 