市川鯉昇(読み)イチカワ リショウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「市川鯉昇」の解説

市川 鯉昇
イチカワ リショウ


職業
女役者

本名
岡本 よし

別名
前名=小染,市川 升猿,市川 笑燕

生年月日
嘉永6年 8月

出生地
江戸(東京都)

経歴
母・宮染とともに新内語りとして活動し、はじめは小染を名乗った。明治12年女優に転じ、市川升猿の名で初舞台。その後、笑燕を経て鯉昇に改名した。28年歌舞伎俳優の市川権十郎弟子入り。女優・市川久女八の三崎屋の専属として活躍し、時に座頭を務めた。

没年月日
明治38年 6月 (1905年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市川鯉昇」の解説

市川鯉昇 いちかわ-りしょう

1853-1905 明治時代の女役者
嘉永(かえい)6年8月生まれ。母から新内語りの芸をつぎ小染と称す。明治12年市川升猿と名のり役者として初舞台をふむ。28年市川権十郎に入門,のち市川九女八(くめはち)の三崎座の専属として名をあげた。明治38年6月死去。53歳。江戸出身。本名は岡本よし。前名は市川笑燕。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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