市野川彦四郎(読み)いちのかわ ひこしろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市野川彦四郎」の解説

市野川彦四郎(2代) いちのかわ-ひこしろう

1725-1783 江戸時代中期の歌舞伎役者
享保(きょうほう)10年生まれ。初代市野川彦四郎の子。寛保(かんぽう)3年若衆方から立役(たちやく)となって2代を襲名俏事(やつしごと),武道事,実事も得意とし,京坂で活躍した。天明3年7月8日死去。59歳。前名は市野川四郎太郎。俳名は可慶。屋号亀屋

市野川彦四郎(初代) いちのかわ-ひこしろう

1679-1727 江戸時代中期の歌舞伎役者。
延宝7年生まれ。旅芝居役者から,享保(きょうほう)5年京都の荻野八重桐座で立役(たちやく)となる。8年実悪に転じ,大坂舞台で活躍した。市野川家の祖。享保12年7月23日死去。49歳。俳名は可慶。屋号は亀屋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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