師友（読み）シユウ

デジタル大辞泉

し‐ゆう〔‐イウ〕【師友】

１ 先生と友人。「よき師友に恵まれる」
２ 先生として尊敬するほどの友人。
「西洋で僕の―にしていた学者」〈鴎外・百物語〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

し‐ゆう‥イウ【師友】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 師として敬うほどの友人。また、師であり、友人でもあること。
   1. [初出の実例]「不_レ愁経露霑_二師友_一、猶恐澆風扇_二子孫_一」(出典：田氏家集（892頃）中・敬和吏部菅侍郎澆章宴後書懐見寄詩)
   2. 「よもや西洋で僕の師友(シユウ)にしてゐた学者のやうな」(出典：百物語（1911）〈森鴎外〉)
   3. [その他の文献]〔後漢書‐李膺伝〕
3. ② 師と友人。先生と友だち。
   1. [初出の実例]「師友の感化、母の感化」(出典：思出の記（1900‐01）〈徳富蘆花〉巻外)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【師友】しゆう（いう）

先生と友人。〔後漢書、李膺伝〕膺、性亢(かんかう)にして、接する無し。唯だ同郡の淑・陳寔(ちんしょく)を以て師友と爲す。

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出典　平凡社「普及版 字通」