帯域圧縮(読み)タイイキアッシュク

デジタル大辞泉 「帯域圧縮」の意味・読み・例文・類語

たいいき‐あっしゅく〔タイヰキ‐〕【帯域圧縮】

bandwidth compression》情報通信分野で、実質的なデータ量を圧縮し、通信に必要な帯域幅を減らすこと。これにより電波や通信回線の周波数を効率良く利用することができる。

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改訂新版 世界大百科事典 「帯域圧縮」の意味・わかりやすい解説

帯域圧縮 (たいいきあっしゅく)

音声画像などの信号は,冗長性相関)が大きいので,その冗長性を除去または減少させれば,伝送帯域幅を圧縮することができる。これを帯域圧縮という。例えば,画像信号には,フレーム内の一次元相関,二次元相関,フレーム間の三次元相関などがある。これらの特性を利用し,予測符号化,直交変換符号化などの各種帯域圧縮方式が開発されている。また,音声に関しても,線形予測ボコーダーなど,各種の方式が開発されている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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