帰納論理学(読み)キノウロンリガク

デジタル大辞泉 「帰納論理学」の意味・読み・例文・類語

きのう‐ろんりがく〔キナフ‐〕【帰納論理学】

帰納法を取り扱う論理学。与えられた仮説がどの程度確証されているかを明らかにするもの。カルナップによって発展

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「帰納論理学」の意味・読み・例文・類語

きのう‐ろんりがくキナフ‥【帰納論理学】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] inductive logic の訳語 ) 論理学で、帰納法を求める分野

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「帰納論理学」の意味・わかりやすい解説

帰納論理学
きのうろんりがく
inductive logic

J.S.ミルらの帰納法の研究土台に,20世紀前半から特に R.カルナップらによって展開されている現代論理学の一領域。限られた個々の経験事実から数学的確率論や統計論を援用して,ある仮説がどの程度正しく,信頼に値するかを知ることを目的とする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android