帰船(読み)キセン

デジタル大辞泉 「帰船」の意味・読み・例文・類語

き‐せん【帰船】

[名](スル)
下船していた船員乗客もとの船に帰ること。
港に帰ってくる船。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「帰船」の意味・読み・例文・類語

き‐せん【帰船】

〘名〙
① 港に帰って来る船。
妻木(1904‐06)〈松瀬青々〉秋「枸杞さげて帰船を呼ぶや菩薩祭」 〔孟浩然‐洞庭湖寄閻九詩〕
② 船から降りた人が、再びもとの船に帰ること。
読本繁野話(1766)四「帰船(キセン)に趣かんとする時」

かえり‐ぶね かへり‥【帰船】

〘名〙 港へ帰る船。また、帰り路に乗る船。もどり船。
唱歌鉄道唱歌(1900)〈大和田建樹東海道「今は汽車ゆく富士川を 下るは身延の帰(カヘ)り舟(ブネ)

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