常宮(読み)トコミヤ

デジタル大辞泉 「常宮」の意味・読み・例文・類語

とこ‐みや【常宮】

永久に変わらない宮殿
「わが大君の―と仕へ奉れる」〈・九一七〉

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精選版 日本国語大辞典 「常宮」の意味・読み・例文・類語

とこ‐みや【常宮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 永久に変わらない宮殿。
    1. [初出の実例]「やすみしし わご大君の 常宮(とこみや)と 仕へまつれる 雑賀野ゆ」(出典万葉集(8C後)六・九一七)
  3. ( 転じて ) 御陵貴人墓所
    1. [初出の実例]「みけ向ふ 城上の宮を 常宮(とこみや)と 定め給ひて」(出典:万葉集(8C後)二・一九六)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「常宮」の意味・わかりやすい解説

常宮
じょうぐう

福井県中央部,敦賀湾西岸の地区敦賀市に属する。敦賀市ゆかりの神功皇后をまつる常宮神社があり,国宝新羅時代の朝鮮鐘を所蔵する。民俗学上興味ある産小屋を残している。湾岸には海水浴場があり,若狭湾国定公園に属する。

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