常盤坂村(読み)ときわざかむら

日本歴史地名大系 「常盤坂村」の解説

常盤坂村
ときわざかむら

[現在地名]弘前市常盤坂・常盤坂一―四丁目

弘前城下西端の茂森新しげもりしん町から悪戸あくど村に至る街道に沿う。

貞享四年(一六八七)検地帳には、和徳わつとく村の支村として唐内坂とうないざか村と記される。「津軽歴代記類」によれば、現名を呼称するように命じた触書が出たのは、文化七年(一八一〇)という。村高は三・三九石、うち畑方一・二三石、屋敷が二・一六石で、屋敷持が七名のきわめて小規模な村落。「青森県租税誌」によれば、悪戸村の支村であったが、後に和徳村の支村になったとあるが、不詳。享保一一年(一七二六)の村名改称并新村創立調(八木橋文庫蔵)によれば、唐内坂村は和徳村支村から本村へと改められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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