干渉像(読み)かんしょうぞう(その他表記)conoscopic fıgure

精選版 日本国語大辞典 「干渉像」の意味・読み・例文・類語

かんしょう‐ぞうカンセフザウ【干渉像】

  1. 〘 名詞 〙 偏光顕微鏡ニコルプリズムを用いて、鉱物薄片を観察するときに見られる像。薄片に対していろいろな角度で透過した光の像で、円環状の干渉色の縞とそれを区切る暗黒部からなる。干渉圏。コノスコープ像

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関連語 名詞 端山

最新 地学事典 「干渉像」の解説

かんしょうぞう
干渉像

interference figure

偏光顕微鏡のコノスコープで観察したとき,鉱物中をいろいろの方向に通る光により生ずる円形実像。コノスコープ像とも。像は薄片と光軸の位置関係で異なる。アイソジャイアーと呼ぶ黒帯が出現し,一軸性では,軸に垂直な薄片では同心的干渉色輪(単色光では明暗輪)と上下ニコルの方向の直交アイソジャイアーが出現。斜めの薄片では同心円輪の一部が見える。ステージの回転でアイソジャイアーは湾曲しない。二軸性のZまたはX軸に垂直な薄片では,二つの中心をもつ眼鏡型の干渉色輪とアイソジャイアーが出現。この二つの中心を光軸点(melatope)といい,光軸に相当するから,中心間距離は光軸角に相当。アイソジャイアーは光軸点が上下ニコルの一方に並ぶと他方向に強く現れ,それ以外の位置では光軸点を頂点とする双曲線型。ZまたはX軸に斜めの薄片では上の像の一部が見える。双曲線型アイソジャイアーの湾曲は光軸角の小さいほど著しい。光軸角の大きさを知り,また検板差込みの影響から結晶の光学性を知る。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「干渉像」の意味・わかりやすい解説

干渉像
かんしょうぞう
conoscopic fıgure

集束光を偏光子を通して複屈折性結晶の薄片に入射し,それを通って生じた互いに垂直な2つの偏光成分を検光子で受けて合成すると,結晶片の各点で入射角と入射面と光軸との関係が違うため,色偏光の現れる条件が各点で異なり,等色線 (同じ色を表わす点の軌跡) の干渉模様を示す。この干渉像から結晶の一軸性,二軸性の区別とか,一軸性の正負の区別などを調べることができる。

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