精選版 日本国語大辞典 「干渉像」の意味・読み・例文・類語 かんしょう‐ぞうカンセフザウ【干渉像】 〘 名詞 〙 偏光顕微鏡にニコルプリズムを用いて、鉱物の薄片を観察するときに見られる像。薄片に対していろいろな角度で透過した光の像で、円環状の干渉色の縞とそれを区切る暗黒部からなる。干渉圏。コノスコープ像。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「干渉像」の意味・わかりやすい解説 干渉像かんしょうぞうconoscopic fıgure 集束光を偏光子を通して複屈折性結晶の薄片に入射し,それを通って生じた互いに垂直な2つの偏光成分を検光子で受けて合成すると,結晶片の各点で入射角と入射面と光軸との関係が違うため,色偏光の現れる条件が各点で異なり,等色線 (同じ色を表わす点の軌跡) の干渉模様を示す。この干渉像から結晶の一軸性,二軸性の区別とか,一軸性の正負の区別などを調べることができる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by