色偏光(読み)いろへんこう(英語表記)chromatic polarization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

色偏光
いろへんこう
chromatic polarization

偏光子を通して偏光した光を結晶板に入射すると,屈折光は複屈折を起して互いに垂直な2つの方向にかたよった2本の直線偏光に分れて進む。これをさらに検光子で受けて2つの偏光の合成波をみると,2つの偏光成分の干渉によって,単色光を使用した場合は位相差に応じて明るさが変り,白色光を使用すれば一般に色づいて見える。これを色偏光または着色偏光という。

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世界大百科事典 第2版の解説

いろへんこう【色偏光 chromatic polarization】

結晶板による光の干渉によって色のついた干渉縞が現れる現象。結晶を平行平板状に研磨し,これに白色光を偏光子を通して入射させる。偏光子を通過後の平面偏光が結晶に入ると,結晶内で直交した2成分に分かれ,それぞれ異なった速度で伝搬するが,結晶板通過後は振動面の異なる二つの光線となる。この2光線を検光子を通して重ね合わせると干渉縞が生ずる。単色光を用いたときは明暗の縞となるが,同一光路差でも位相差は波長によって異なるので,白色光を用いた場合には等位相差面群の断面は色のついた干渉縞となる。

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