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干渉色 かんしょうしょくinterference colour

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

干渉色
かんしょうしょく
interference colour

単色光を使って干渉を起させると単に明暗の干渉縞見られるが,光源として白色光または混合色光を使うと,明暗のできる条件が光の波長によって異なるため,ある波長の光に対しては暗い場所が,ほかの波長の光に対しては明るい条件になる。したがって,干渉の起きている場所や見る角度によって違った色の光が見えるようになる。これを干渉色という。シャボン玉や水面上の油膜の反射光は薄膜の干渉色を呈する。薄膜の干渉色は膜の厚さの変化に鋭敏なので,膜の厚さの測定に用いられる。

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デジタル大辞泉の解説

かんしょう‐しょく〔カンセフ‐〕【干渉色】

白色光どうしの干渉によって現れる複雑な色。シャボン玉に見られるものなど。

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百科事典マイペディアの解説

干渉色【かんしょうしょく】

二つの白色光が干渉するとき,ある波長の光は強めあい,ある波長の光は弱めあって,光の組成が変わるため干渉縞に現れるさまざまな色。水面上の油膜やシャボン玉のような薄膜から反射した光や,二つのニコルプリズムの間に置いた複屈折体を通ってきた光の示す色がその例。

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大辞林 第三版の解説

かんしょうしょく【干渉色】

白色光どうしが互いに干渉してできる干渉縞について見える複雑な色。水の表面に浮かんだ油膜や、しゃぼん玉に見られる。

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世界大百科事典内の干渉色の言及

【干渉】より

…この実験で,単色光の代りに白色光を使うときには,波長によって強め合うところと弱め合うところが違うので,スクリーン上には色のついた帯が並ぶ。これが干渉によるスペクトルで,干渉色とも呼ばれる。ヤングのあと,いろいろの干渉実験が行われて,その結果として光が波と考えられるようになった。…

【薄膜】より

…しかし,薄膜を白色光で照明するとき,膜の表面,裏面からの反射光または透過光が干渉し,明暗の条件が波長によって異なるために,薄膜の反射光に色が生ずる。これを薄膜の干渉色,または単に薄膜の色と呼んでいる。干渉色は,薄膜の厚さに対応して変化するが,厚さの変化に対して干渉色が急激に変わるところがあり,これを鋭敏色という。…

※「干渉色」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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