平家にあらずんば人にあらず(読み)へいけにあらずんばひとにあらず

故事成語を知る辞典 の解説

平家にあらずんば人にあらず

あるグループの人々だけが特権を持ち、やりたい放題にふるまっていることを表すことば

[使用例] 若松では、「民政党にあらずんば、人にあらず」――そんな言葉さえあって、そのために、どんなに市政が歪められているか[火野葦平*花と竜|1952]

[由来] 「平家物語―一」に出て来る、一二世紀、平安時代武将平時忠のことばから。平清盛一族が、昔からの貴族たちもかなわないほど栄華を極めていることを、「この一門にあらざらむ人は、皆人非人なるべし」と自慢しています。

[解説] 「平家」の部分をさまざまな別のことばに言い換えて、よく使われます。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

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