平穏無事(読み)ヘイオンブジ

デジタル大辞泉 「平穏無事」の意味・読み・例文・類語

へいおん‐ぶじ〔ヘイヲン‐〕【平穏無事】

[名・形動]穏やかで、何も変わったこともなく安らかであること。また、そのさま。「一家平穏無事を祈る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「平穏無事」の意味・読み・例文・類語

へいおん‐ぶじヘイヲン‥【平穏無事】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) おだやかでこれといってかわったこともなく安らかなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「探偵の如きは決して識見あるものの為す所にあらず、〈略〉日々具申する所にして、平穏無事の事のみならんには、其賞誉は必ず少なかるべく」(出典:言論文章果して幾何の勢力あるや(1888)〈田口卯吉〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「平穏無事」の解説

平穏無事

おだやかでこれといってかわったこともなく安らかなこと。

[活用] ―な・―に。

[使用例] きまりきった単調な繰り返しである。あるいは単調な日日の繰り返しだから平穏無事なのである[松本清張*張込み|1955]

[使用例] あなたたちは平穏無事な場所迫害拷問との嵐が吹きすさばぬ場所でぬくぬくと生き、布教している[遠藤周作沈黙|1966]

[解説] 同じような意味合いの語を重ねて強調した表現

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android