年季売り(読み)ねんきうり

精選版 日本国語大辞典 「年季売り」の意味・読み・例文・類語

ねんき‐うり【年季売・年紀売】

  1. 〘 名詞 〙 中世・近世、年期を限って売却する方法の一つ。不動産をある一定期間だけ売却して代価を受取り、その期間が過ぎると自動的に売主の手に戻るもの。なおこれと似たものに本銭返・本物返がある。それは一定期間を経過した後に代価を払って買戻したり、売却後買主がその土地から代価に等しい利益をあげたときに自動的に返却される方法で、近世ではこれらと混同されることが多かった。年紀沽却(こきゃく)。
    1. [初出の実例]「関東にて年季売の田畑の儀を、上方筋にては本物返りと申候」(出典:辻六郎左衛門上書(18C前か))

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