広井一(読み)ヒロイ ハジメ

20世紀日本人名事典 「広井一」の解説

広井 一
ヒロイ ハジメ

明治〜昭和期の新聞経営者 北越新報社長;長岡銀行常務;新潟県議。



生年
慶応1年9月11日(1865年)

没年
昭和9(1934)年1月17日

出生地
越後国古志郡小栗山村(新潟県)

学歴〔年〕
東京専門学校〔明治18年〕卒

経歴
長岡学校を経て、東京専門学校に入学、小野梓らに師事し、明治18年卒業ののち帰郷して郷里・新潟の政治・文化・産業の開発を図り、20年「越佐毎日新聞主筆となる。ついで北越新報、新潟新聞の経営に当たり、大正15年北越新報社社長に就任。また新潟県議となる。一方、長岡銀行の創立に尽力し支配人、のち常務を務める。北越鉄道・越後鉄道の創立にも貢献し、長岡病院(日本赤十字病院の前身)、長岡商業会議所、長岡貯蓄銀行、長岡市教育会などの創設・経営など地方社会事業にも関わった。文明協会理事、早稲田大学評議員を歴任著書に「北越偉人の片鱗」「山口権三郎伝」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「広井一」の解説

広井一 ひろい-はじめ

1865-1934 明治-昭和時代前期の新聞経営者。
慶応元年9月11日生まれ。明治20年「越佐(えっさ)毎日新聞」主筆となる。北越新報,新潟新聞の経営にあたり,大正15年北越新報社長。また新潟県会議員,長岡銀行常務などもつとめた。昭和9年1月17日死去。70歳。越後(えちご)(新潟県)出身。東京専門学校(現早大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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