広布(読み)ヒロメ

デジタル大辞泉 「広布」の意味・読み・例文・類語

ひろ‐め【広布】

コンブ古名
尼上の御もとより―といふ物奉り給ひける」〈定頼集・詞書

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「広布」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふクヮウ‥【広布】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 広く触れ告げること。
    1. [初出の実例]「学教を修め天下に広布し」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
  3. 広くひろがること。
    1. [初出の実例]「其熱亦普く体中の諸部に広布するなり」(出典:小学化学書(1874)〈文部省〉一)

ひろ‐め【広布】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 海藻こんぶ(昆布)」の古名。〔本草和名(918頃)〕
  3. 褐藻類コンブ科の海藻。房総から四国に至る太平洋岸の岩礁に生える。葉は披針形または卵形で長さ八〇センチメートル、幅三〇センチメートルに達する。胞子嚢群は中肋(ろく)両側につく。食用

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