日本歴史地名大系 「広忠寺」の解説 広忠寺こうちゆうじ 愛知県:岡崎市桑谷村広忠寺[現在地名]岡崎市桑谷町 堀切瑞雲山と号し、曹洞宗。本尊は釈迦如来。もと長泉(ちようせん)寺(現蒲郡市)末で徳川家ゆかりの寺院である。天文一八年(一五四九)に没した松平広忠の位牌「応政道幹大禅定門尊霊」を広忠の子松平忠政と母の妙琳が所領の桑谷(くわがい)村で守り続けた。永禄五年(一五六二)松平元康が父の位牌に自筆で「岡崎殿 応政道幹大禅定門大夫殿 新父也 御判」の裏書をして広忠寺を創建。初代住職は家康の弟の新である(広忠寺文書)。同六年に松平家康が広忠寺に対して出した五ヵ条定(同文書)には、<資料は省略されています>とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by