広瀬勝比古(読み)ヒロセ カツヒコ

20世紀日本人名事典 「広瀬勝比古」の解説

広瀬 勝比古
ヒロセ カツヒコ

明治期の海軍少将



生年
文久2年8月27日(1862年)

没年
大正9(1920)年10月20日

出生地
豊後国直入郡竹田町(大分県竹田市)

学歴〔年〕
海兵卒

経歴
岡藩の勤王志士・広瀬重武の長男に生まれ、藩校・由学館に学ぶ。明治27年日清戦争従軍、巡洋艦浪花の砲術長を務める。のち艦船の回航員として欧州視察。37年日露戦争で大島艦長、秋津洲艦長を経て、戦艦富士艦長、筑波艦長も務めた。43年退役し、44年少将。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「広瀬勝比古」の解説

広瀬勝比古 ひろせ-かつひこ

1862-1920 明治時代の軍人
文久2年8月27日生まれ。広瀬武夫の兄。日清(にっしん)戦争で巡洋艦浪速(なにわ)の砲術長をつとめる。日露戦争で巡洋艦秋津洲(あきつしま)艦長として日本海海戦に参加。のち戦艦富士,筑波(つくば)の艦長をつとめ,明治44年海軍少将。大正9年10月20日死去。59歳。豊後(ぶんご)(大分県)出身。海軍兵学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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