20世紀日本人名事典 「広田多津」の解説
広田 多津
ヒロタ タツ
昭和・平成期の日本画家
- 生年
- 明治37(1904)年5月10日
- 没年
- 平成2(1990)年11月23日
- 出生地
- 京都府京都市中京区
- 主な受賞名〔年〕
- 新文展特選(第3回・第5回)〔昭和14年・17年〕「モデル」「大原女」,日展特選(第2回)〔昭和21年〕「浴み」,上村松園賞(第5回)〔昭和30年〕「大原の女」,京都府美術工芸功労者〔昭和52年〕,京都市文化功労者〔昭和53年〕
- 経歴
- 竹内栖鳳、西山翠嶂に師事し、裸婦を描く。昭和11年文展に「秋晴」が入選してデビュー。14年及び17年新文展特選。戦後の21年第2回日展特選。23年創造美術(現・創画会)創立に参加。26年創造美術は新制作協会と合流、新制作協会日本画部となり、49年には独立して創画会となる。以後創画展に出品。京都市の町家の二階をアトリエに、舞妓の姿を描き続けた。代表作に「浴み」「大原の女」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報