(読み)しょう(英語表記)xiāng

世界大百科事典 第2版の解説

しょう【廂 xiāng】

中国で主として宋代に使われた都市内外の区画の名称。原義は母屋(おもや)の両脇の副屋。8世紀唐の玄宗時代,禁軍を左右の廂に分置したことから,軍隊区分,駐屯地域に意味が拡大した。五代初めには都市内の軍事警察管轄区としての廂が確立。北宋の国都開封では内外城が四廂ずつ八廂に分けられ,各廂に廂典以下の胥吏(しより)が配置されて,防犯,防災,簡易裁判などの機能を果たした。南宋になると機能が細分化して(ぐう)などを生じ,廂は城外隣接区の呼称に変わる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android