廉頗(読み)レンパ

デジタル大辞泉 「廉頗」の意味・読み・例文・類語

れん‐ぱ【廉頗】

中国戦国時代ちょう武将。恵文王・孝成王に仕え、せいを破って功があり信平君に封じられた。藺相如りんしょうじょと「刎頸ふんけいの交わり」を結んだ話で有名。生没年未詳。

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精選版 日本国語大辞典 「廉頗」の意味・読み・例文・類語

れん‐ぱ【廉頗】

  1. 中国、戦国時代の趙の名将。紀元前二八三年に恵文王の将となり、斉を破って信平君に封じられた。のち、楚に仕えた。藺相如(りんしょうじょ)と「刎頸(ふんけい)の交わり」を結んだ話で有名。生没年未詳。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「廉頗」の意味・わかりやすい解説

廉頗
れんぱ
Lian Po; Lien P`o

中国,戦国時代将軍。恵文王 16 (前 283) 年将軍として斉を攻めて大勝,のち藺相如 (りんしょうじょ) とともにしばしば斉,秦と交戦して趙の防衛に貢献した。次の孝成王のとき秦の謀略で将軍をやめさせられ,趙括が将軍となったが,趙括は秦の白起のため大敗 (長平の戦い) 。のち燕の攻撃を受け,再び将軍となり,燕を破った功により信平君に封じられた。次の悼襄王のとき楽乗が将軍となったので反乱を起し,魏に逃亡,さらに楚に迎えられたが,功績なく楚で没した。

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