デジタル大辞泉
「刎頸の交わり」の意味・読み・例文・類語
ふんけい‐の‐まじわり〔‐まじはり〕【×刎×頸の交わり】
《「史記」藺相如伝から》その友のためなら、たとえ首を切られても悔いないくらいの親しい交際。
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ふんけい【刎頸】 の 交(まじ)わり
- たとえ首を斬られても悔いないほどの深い友情で結ばれた交際。生死をともにする親しい交わり。刎頸。
- [初出の実例]「刎頸交とは互に刎頸ともかへりみまいぞ」(出典:漢書列伝竺桃抄(1458‐60)張陳第二)
- [その他の文献]〔史記‐廉頗藺相如伝〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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刎頸の交わり
生死を共にするほどの親しい交友関係のたとえ。
[使用例] 二人は刎頸の交わりがあったのに、周防が病床につき、再起おぼつかなし、となっても、みまいにゆかず、臨終にも訪ねなかった[山本周五郎*樅の木は残った|1954~56]
[由来] 「[史記]―廉頗藺相如伝」に見えるエピソードから。紀元前三世紀、戦国時代の中国でのこと。趙という国で、藺相如というあまり地位の高くない人物が外交交渉で活躍し、高い地位を与えられたことがありました。しかし、歴戦の将軍、廉頗は、そのことを快く思わず、「今度、会ったら侮辱してやる」と公言してはばかりません。それを聞いた藺相如の方はというと、廉頗の姿を遠くから認めるなり、こそこそと逃げ隠れしてしまう始末。その情けない姿に取り巻きたちが不満を述べたところ、藺相如は、「自分は廉頗が怖いわけではないが、今、二人が争えば、国全体に危害を及ぼすことになるから、あえて出会うのを避けているのだ」と答えました。それを伝え聞いた廉頗は、荊を背負った罪人のような格好をして藺相如のところへ出向いて、謝罪をしました。藺相如もそれに感激して、二人は「刎頸の交わり(相手のためには、たとえ自分の首が切られても悔いはないというほどの深い交際)」を結んだということです。
出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報
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刎頸の交わり
ふんけいのまじわり
頸(くび)を刎(は)ねられても悔いない親密な交友という意で、生死をともにする親しい間柄をいう。中国、戦国時代の趙(ちょう)の武将廉頗(れんぱ)は、藺相如(りんしょうじょ)が秦(しん)との外交交渉に成功を収めて帰国し、自分より上位の上卿になったのを怒って、彼を路上で辱めようとしたが、藺はこれをよく忍んで逃げ隠れ、「両虎(りょうこ)相争い国家を危うくする」と語った。のちにこれを伝え聞いた廉は大いに恥じ、藺の門に至って謝罪し、「卒(つい)に相与(あいとも)に驩(かん)して、刎頸の交をなす」と伝える『史記』「廉頗藺相如伝」の故事による。
[田所義行]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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