廊御方(読み)ろうのおんかた

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「廊御方」の解説

廊御方(1) ろうのおんかた

?-? 平安時代後期,平清盛の娘。
母は九条院(藤原呈子)につかえた女官常盤(ときわ)。花山院兼雅の上臈(じょうろう)女房となる。大納言藤原有房の妻で,和歌をよくし,画にもすぐれたという。

廊御方(2) ろうのおんかた

?-? 鎌倉時代の女官。
花山院通雅養女となって亀山天皇後宮にはいり,弘安(こうあん)9年(1286)兼良(かねなが)親王を生んだ。通称ははじめ下野。

廊御方(3) ろうのおんかた

?-? 鎌倉時代,後伏見天皇の後宮。
権(ごんの)大納言正親町(おおぎまち)実明の娘。異母姉宣光門院につかえる。天皇の後宮にはいり,1皇子,1皇女を生む。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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