延命法(読み)エンメイホウ

デジタル大辞泉 「延命法」の意味・読み・例文・類語

えんめい‐ほう〔‐ホフ〕【延命法】

密教で、普賢延命菩薩ふげんえんめいぼさつ本尊とし、寿命を延ばし福徳を得ることを祈願する修法

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精選版 日本国語大辞典 「延命法」の意味・読み・例文・類語

えんめい‐ほう‥ホフ【延命法】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。密教で寿命を延ばし、増益智慧(ちえ)敬愛を得ることを祈願する二種の修法。単に延命法というときは、金剛薩埵(こんごうさった)を本尊とする修法と、普賢菩薩(ふげんぼさつ)を本尊とする普賢延命法を指す。そのほか如法延命法などがある。
    1. [初出の実例]「又下知近江国。禁諸殺生。縁梵釈寺修延命法故也」(出典続日本後紀‐嘉祥三年(850)二月甲寅)

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