延命法(読み)えんめいほう

精選版 日本国語大辞典 「延命法」の意味・読み・例文・類語

えんめい‐ほう ‥ホフ【延命法】

〘名〙 仏語密教寿命を延ばし、増益智慧(ちえ)敬愛を得ることを祈願する二種の修法。単に延命法というときは、金剛薩埵(こんごうさった)本尊とする修法と、普賢菩薩(ふげんぼさつ)を本尊とする普賢延命法を指す。そのほか如法延命法などがある。
※続日本後紀‐嘉祥三年(850)二月甲寅「又下知近江国。禁諸殺生。縁梵釈寺修延命法故也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「延命法」の意味・読み・例文・類語

えんめい‐ほう〔‐ホフ〕【延命法】

密教で、普賢延命菩薩ふげんえんめいぼさつを本尊とし、寿命を延ばし福徳を得ることを祈願する修法。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android