弁論家論(読み)べんろんかろん(その他表記)De oratore

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「弁論家論」の意味・わかりやすい解説

弁論家論
べんろんかろん
De oratore

ローマの文人キケロの修辞学的著作。3巻。前 55年弟のクインツスにあてて執筆した対話篇仮想対話者クラッスス,アントニウス,スカエウォラ,あとからカツルスカエサルが加わる。クラッススの口を通してキケロは,ギリシアの哲学者たちにならって,広く一般教養を身につけた弁論家うち人間理想像をつくりだした。

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