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弓流 ゆみながし

世界大百科事典 第2版の解説

ゆみながし【弓流】

平曲の曲名,能の小書(こがき)名。(1)平曲。平物(ひらもの)。拾イ物。屋島の戦のおりである。平家方の船団から楯を持たせた武者が波打ち際に上がり,源氏方を招いた。源氏の三保谷十郎(みおのやのじゆうろう)たち5騎が向かったところ,楯の陰から強弓で射かけられ,三保谷の馬が倒れた。小太刀を抜いた三保谷に,楯から出て来た武者は大薙刀でかかってきた。三保谷が逃げ出すと,その兜の錣(しころ)をつかんで引き戻し,ついに錣を引きちぎって悪七兵衛景清(あくしちびようえかげきよ)と大音で名のった(〈拾イ〉)。

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