弗素魚眼石(読み)ふっそぎょがんせき

最新 地学事典 「弗素魚眼石」の解説

ふっそぎょがんせき
弗素魚眼石

fluorapophyllite

化学組成KCa4Si8O20F・8H2Oの鉱物。魚眼石族鉱物でF端成分。正方晶系,空間群P4/mnc, 格子定数a0.8965nm, c1.5768, 単位格子中2分子含む。肉眼では無色透明~白色,まれに桃色。錐面の発達した短柱状結晶で柱面に条線。劈開面{001}完全,{110}不完全。硬度4.5~5,比重2.33~2.37。ガラス光沢,ただし{001}面では真珠光沢。条痕白色。HClに溶解。光学的一軸性正,まれに負。屈折率ε1.534, ω1.532, 低干渉色。まれに双晶。火山岩・深成岩・凝灰岩中の空隙や割れ目ペグマタイト金属鉱床の脈石,スカルン中に熱水産物としてぶどう石・方解石・沸石・ダトー石等と共生。代表的な標本はインドPoona地域産。fluorapophylliteの命名は加熱するとはげ落ちる物性(ギリシア語のapo(から離れて)とphyllon(葉))と化学組成に基づく。P.J.Dunn et al.(1978)により再定義。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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