弘法山(読み)こうぼうやま

日本歴史地名大系 「弘法山」の解説

弘法山
こうぼうやま

秦野盆地の東縁をふさぐ大山の支峰で、南端権現ごんげん山を含んで呼称することがある。標高は弘法山約二三七メートル、権現山約二四三メートル。弘法大師修行の山との伝承をもち、周囲には観音かんのん山・地蔵入じぞうのいりなどの仏教的な地名が多い。

弘法山山頂には釈迦しやかん堂があり、現在は弘法大師の像のみを安置する。享保一九年(一七三四)の記載のある龍法寺過去帳(龍法寺文書)釈迦堂の堂守とみえる福泉ふくせん庵は寛永一〇年(一六三三)の相州宝泉寺末寺帳(藤沢市史二)にみられる南矢名の龍法みなみやなのりゆうほう寺末の福泉寺のことであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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