弘真(読み)こうしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「弘真」の解説

弘真 こうしん

1278-1357 鎌倉-南北朝時代の僧。
弘安(こうあん)元年生まれ。真言宗。京都醍醐(だいご)寺の道順から灌頂(かんじょう)をうける。後醍醐天皇帰依(きえ)をうけ,鎌倉幕府調伏をいのり流罪となる。幕府滅亡ののち醍醐寺座主(ざす),東寺長者などをつとめる。大僧正。真言宗で邪教とされる立川(たちかわ)流を大成したといわれる。延文2=正平(しょうへい)12年10月9日死去。80歳。字(あざな)は文観(もんかん)。法名ははじめ殊音。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android