弦誦(読み)ゲンショウ

デジタル大辞泉 「弦誦」の意味・読み・例文・類語

げん‐しょう【弦×誦/××誦】

琴を弾き詩を吟じること。琴を弾き書物を読むこと。転じて、学芸教養を積むこと。
「―洋々の地」〈鴎外大塩平八郎

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精選版 日本国語大辞典 「弦誦」の意味・読み・例文・類語

げん‐しょう【弦誦・絃誦】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「礼記‐文王世子」の「春誦夏弦〈注〉誦謂歌楽也」による ) 琴をひきながら詩を吟じること。また、琴をひき、本を読むこと。転じて、教養をつむこと、勉強すること。
    1. [初出の実例]「今日始来絃誦地、古藤影掩旧茅堂」(出典:紹述先生詩集(1761)辛丑之秋遊江州、宿南市村安原氏宅、遂到小川村、尋藤樹書院)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐潘推官母氏挽詞〕

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普及版 字通 「弦誦」の読み・字形・画数・意味

【弦誦】げんしよう

楽を習い詩を誦する。〔晋書、儒林伝序〕學、亟(しばしば)綸旨ると雖も、東序西膠(せいかう)(学問の所)、未だ弦誦を聞かず。

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