デジタル大辞泉
「張志和」の意味・読み・例文・類語
ちょう‐しわ〔チヤウ‐〕【張志和】
中国、唐代の道士。水上にむしろを敷いて座し、酒を飲み、詩を詠じ、鶴に乗って昇天したという。画題とされる。生没年未詳。
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ちょう‐しわチャウ‥【張志和】
- 中国、唐代の道士。字(あざな)は子同。浙江金華の人。粛宗に仕えたが、退官して煙波釣徒と号して釣りを楽しんだ。水上に筵(むしろ)を敷いて座し、酒を飲み、詩を詠じ、また、鶴に乗って昇天したといわれる。画題としては、波の上の筵に坐し、頭上に鶴の舞っているところが描かれる。著に「玄真子」一〇巻がある。生没年未詳。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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張志和
ちょうしわ
Zhang Zhi-he
[生]開元18(730)?
[没]元和5(810)?
中国,中唐の詩人。ぶ州 (浙江省) の人。字,子同。粛宗のとき待詔翰林に進んだが,事に坐して左遷され,のち太湖のあたりに隠遁して煙波釣徒と称した。書画,音楽にもすぐれ,またその詩はほとんど現存しないが,『漁歌子』など詞 5首が残されており,中唐期に文人が詞の創作にあたった先駆的存在となっている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の張志和の言及
【釣り】より
…太公望は渭水で釣りをしていたが,あるとき3日間何も捕れず,腹立ちまぎれに帽子をたたきつけると,異形の人が現れ,その指示どおりするとフナとコイが釣れたといい,すでに釣りが楽しみで行われていたことをうかがわせる。唐の張志和は烟波釣徒と号し,釣好きの詩人だったというように,釣りで知られる人は多い。現在の中国でも釣りの人気は大きい。…
※「張志和」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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