当眼(読み)あたりまなこ

精選版 日本国語大辞典 「当眼」の意味・読み・例文・類語

あたり‐まなこ【当眼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 当たり散らす目つき。転じて、当たり散らす態度。やつあたり。あてつけ。
    1. [初出の実例]「『そなたは梶原いかずの紋。直白(したじろ)御所の紋』とあたり眼(マナコ)返答」(出典浮世草子・新色五巻書(1698)二)
  3. ( 形動 ) 目に触れるまま。衝動的なこと。
    1. [初出の実例]「末を弁(わきま)へず、あたりまなこに万事を思ひ立ち、臍(ほぞ)を噬(くふ)の悔を致す輩」(出典:仮名草子浮世物語(1665頃)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む