彼岸潮(読み)ひがんじお(その他表記)equinoctial tide

日本大百科全書(ニッポニカ) 「彼岸潮」の意味・わかりやすい解説

彼岸潮
ひがんじお
equinoctial tide

彼岸春分秋分)のころの大潮潮汐(ちょうせき)。朔(さく)(新月)および望(ぼう)(満月)の前後は月と太陽の潮汐をおこす力(起潮力)が重なって作用するため、大潮となるが、春秋分のころの大潮時には太陽だけでなく月も赤道付近にあるので、一年中でもっとも大きな潮汐となる。このころは潮の干満(かんまん)が規則的であり、1日2回の満潮干潮がそれぞれほぼ同じ高さになる。また、春秋の彼岸潮は潮流が一年中でもっとも速く、渦潮(うずしお)見物には最適である。

[岡田正実]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む