往返(読み)オウヘン

デジタル大辞泉 「往返」の意味・読み・例文・類語

おう‐へん〔ワウ‐〕【往返/往反】

[名](スル)行って帰ってくること。往復。おうはん。
「兄と離れ離れに田畑へ―しようとはしなかった」〈鴎外・安井夫人〉

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精選版 日本国語大辞典 「往返」の意味・読み・例文・類語

おう‐へんワウ‥【往返・往反】

  1. 〘 名詞 〙 こちらの方へ来たりあちらの方へ行ったりすること。行き来往来。往復。
    1. [初出の実例]「浄蔵浄眼のわうへん遊行し給けんを見給てよりこそ」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)四)
    2. [その他の文献]〔魏志‐牽招釈親〕

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普及版 字通 「往返」の読み・字形・画数・意味

【往返】おう(わう)へん

ゆきかえり。魏・王粲〔従軍詩、五首、一〕徒行し、乘(車馬捕獲)してる しく出でて、餘り 地を拓くこと三千里 きこと飛ぶが(ごと)し

字通「往」の項目を見る

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