後刷(読み)アトズリ(その他表記)reissue

翻訳|reissue

デジタル大辞泉 「後刷」の意味・読み・例文・類語

あと‐ずり【後刷(り)】

木版画などで、初刷りした版木で再び刷ること。また、その印刷物後版あとはん。のちずり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後刷」の意味・読み・例文・類語

あと‐ずり【後刷】

  1. 〘 名詞 〙 以前使用したことのある版木・版型で再び刷ること。木版本・木版画の場合に多くいう。のちずり。⇔初刷(はつず)り
    1. [初出の実例]「初摺りこそ少いが後摺りは到る所に山積して」(出典:読書放浪(1933)〈内田魯庵〉出版上の道徳)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

図書館情報学用語辞典 第5版 「後刷」の解説

後刷

既刊版本の版木をそのまま用いて後になって印刷すること,または印刷された図書.現在の増刷に相当する語.版本の場合,初刷,後刷の刷の年月がはっきりわからない場合が多いので,版面が鮮明で摩滅欠損のないものを初刷,そうでないものを後刷とするのが通例である.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android