後流(読み)コウリュウ

デジタル大辞泉 「後流」の意味・読み・例文・類語

こう‐りゅう〔‐リウ〕【後流】

流体中を物体が運動するとき、その物体の後方にまわりこむようにできる流れ。航跡など。伴流

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精選版 日本国語大辞典 「後流」の意味・読み・例文・類語

こう‐りゅう‥リウ【後流】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 船の通ったあとに見られる航跡のように、物体が静止流体の中を運動する時、物体のうしろにまわりこむ流れ。運動速度が遅い場合は定常的な層流となるが、速度が増すに従って渦(うず)を発生し、ついには乱流となる。伴流。
  3. 化学実験などで、液体体積を測定する時、ビュレットピペットガラス壁面が液体によって濡(ぬ)らされる現象。濡れの分だけ測定値誤差となる。

うしろ‐ながれ【後流】

  1. 〘 名詞 〙(むね)より後方の屋根。⇔前流れ。〔日本建築辞彙(1906)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「後流」の意味・わかりやすい解説

後流
こうりゅう

伴流」のページをご覧ください。

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