後藤松陰(読み)ごとう・しょういん

朝日日本歴史人物事典 「後藤松陰」の解説

後藤松陰

没年元治1.10.19(1864.11.18)
生年:寛政9(1797)
江戸後期の儒学者。美濃(岐阜県)生まれ。名は機,字は世張,通称は俊蔵。号は松陰,春草,鎌山,兼山。幼くして神童と称され,大垣菱田毅斎に学んでその塾長となった。文化12(1815)年から頼山陽師事,文政1(1818)年,山陽の西遊に随行した。3年大坂に塾を開き,8年山陽の媒妁によって篠崎小竹の娘町子と結婚。当時大坂で,文は松陰,詩は広瀬旭荘と並称された。山陽の著述校訂や,その著の序跋を草した。墓は篠崎家と同じ天満天徳寺にある。<著作>『春草詩鈔』『好文字』『松陰亭集』『竹深荷浄書屋集』『松陰詩稿』『松陰文稿』

(水田紀久)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「後藤松陰」の解説

後藤松陰 ごとう-しょういん

1797-1864 江戸時代後期の儒者
寛政9年1月8日生まれ。生地の美濃(みの)(岐阜県)大垣で菱田毅斎(ひしだ-きさい),ついで頼山陽(らい-さんよう)にまなぶ。文政3年大坂で塾をひらく。詩文をよくした。妻は篠崎小竹の娘,町(麻池)。元治(げんじ)元年10月19日死去。68歳。名は機。字(あざな)は世張。通称は春蔵,俊蔵。別号に春草,兼山。著作に「春草詩抄」「松陰詩稿」など。

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367日誕生日大事典 「後藤松陰」の解説

後藤松陰 (ごとうしょういん)

生年月日:1797年1月8日
江戸時代末期の儒学者
1864年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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