後藤清一(読み)ゴトウ セイイチ

20世紀日本人名事典 「後藤清一」の解説

後藤 清一
ゴトウ セイイチ

大正・昭和期の彫刻家 日展参与。



生年
明治26(1893)年8月19日

没年
昭和59(1984)年4月11日

出生地
茨城県水戸市

学歴〔年〕
東京美校彫刻科牙彫部選科〔大正8年〕卒

主な受賞名〔年〕
構造賞(第3回)「少女の顔」,日展文部大臣賞〔昭和35年〕「双樹

経歴
明治41年上京し、牙彫家富岡周正に師事。のち東京美校に入学し、高村光雲木彫を学ぶ。昭和2年より構造社展に参加。以後、文展(現・日展)審査員を経て日展参与。日展出品作「双樹」で文部大臣賞を受賞随想録に「隠者の片影」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「後藤清一」の解説

後藤清一 ごとう-せいいち

1893-1984 大正-昭和時代の彫刻家。
明治26年8月19日生まれ。富岡周正に牙彫をまなぶ。東京美術学校(現東京芸大)で高村光雲に師事し木彫をはじめる。仏教傾倒,作品モチーフとした。昭和5年構造社会員。33年日展評議員となり,35年同展で「双樹」が文部大臣賞。昭和59年4月11日死去。90歳。茨城県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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