六訂版 家庭医学大全科 「後部硝子体剥離」の解説
後部硝子体剥離
(眼の病気)
後部硝子体剥離は、普通は硝子体の加齢性変化として起こります。多くの場合、無害で単なる老化現象といえるのですが、時に
網膜と硝子体は眼底のほぼ全体で接しています。大部分ではゆるく接着していますが、部分的に強く接着している場所や病的に
後部硝子体剥離は裂孔の形成に関わるだけでなく、その有無は網膜剥離の性質にも大きく影響します。若年者に多い後部硝子体剥離を伴わない網膜剥離は、進行が遅い、丈が低い、網膜下の液は
一方、後部硝子体剥離を伴う網膜剥離は、進行が速い、丈が高い、網膜下の液はさらさらしている、網膜は眼球の動きによって波打つなどの特徴がみられます。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報