ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「徐州会戦」の意味・わかりやすい解説 徐州会戦じょしゅうかいせん 日中戦争中,1938年4月から日本軍が徐州 (江蘇省) を目標として,津浦線の南北打通を企図した作戦により,中国軍と戦った一連の戦闘。日本軍は北支那方面軍,中支那方面軍から7個師団 20万人を投入し,約 60万人の中国野戦軍の主力を包囲殲滅しようと試みた。5月 15~16日に徐州西方で包囲網を完成したものの,中国軍が小部隊ごとに脱出したので果せなかったが,19日に徐州を占領し,同年秋の武漢攻略戦にそなえた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by