徐幹(読み)じょかん(英語表記)Xu Gan

精選版 日本国語大辞典 「徐幹」の意味・読み・例文・類語

じょ‐かん【徐幹】

  1. 中国三国時代魏の学者。字(あざな)は偉長。山東北海の人。建安七子一人で、著に「中論」がある。(一七一‐二一八

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「徐幹」の意味・わかりやすい解説

徐幹
じょかん
Xu Gan

[生]建寧3(170)
[没]建安22(217)
中国,三国時代の魏の文学者。北海 (山東省) の人。字,偉長。曹操仕え,「建安七子」の一人。初めは賦,詩などにもたずさわったが,晩年は穏やかな儒家的見地から政治道徳について述べた『中論』 (2巻) の著述精力を注いだ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android